SNSやチラシなど、すぐに取りかかれる施策から手をつけたくなる気持ちはわかります。
ですが、全体像がないまま始めると、それぞれの発信や行動がバラバラになり、結果的にお客様に「ズレた印象」を与えてしまうことがあります。

外構業者のように、高単価で信頼性が重視される業種では、部分的な発信だけで問い合わせや受注につながることはあまりありません。
まず、会社としての方向性や世界観を明確にしてから各施策を展開していくことが大切だったりします。
外構業者の発信は、「らしさの軸」がすべてをつなぐ
ブランディングとは「オシャレに見せること」ではありません。
重要なのは、どの接点に触れても伝えたい「強み」や「世界観」がズレていないこと。その一貫性がやがて「らしさ」というブランドを形づくっていくのです。
たとえば、Instagramで華やかな施工事例を投稿しているのに、ホームページや店舗がその世界観とかけ離れたものであれば、お客様は困惑してしまいます。

逆に、店舗が簡素だったとしても、実直でお客様に寄り添う「世界観」でホームページやSNSなどのタッチポイントの一貫性が取れていれば、「そのぶんを価格に還元しています」という一言で、お客様は納得され、評価はむしろ高まるかもしれません。
SNSやホームページ、店舗といった、それぞれのタッチポイントの部分的な最適化ではなく、「自社らしさの軸」を中心に一貫性のある全体像を設計することが大切なのです。
「選ばれている理由」が本当の「らしさ」
「自社らしさの軸」としてまず考えるのは「自社の強み」。
しかしながら、ここで少し気を付けていただきたいのは、その強みが「お客様に選ばれている理由」とズレていないかどうかです。
「デザインにこだわっている」「職人の技術力がある」といった自負があっても、実際には「機能面の提案力」や「接客力」で選ばれている可能性もあります。

自分達では当たり前すぎて強みとも思っていないことが、お客様にとっては圧倒的な強みだったりすることも多いですから、主観的な判断ではなく、他社との比較やお客様の声を通じて、客観的な「自社らしさの軸」を見つけることが重要です。
この客観的な「自社らしさ」こそが、ブランディングの軸になります。
「自社らしさ」を中心に全体像を設計する
「選ばれている理由」を掘り下げていくと、自社にとって本当に伝えるべき「らしさ」が見えてきます。
「提案力」「施工品質」「誠実な対応力」など、自社にしかない価値がそこにあるはずです。

その強みを中心に、各発信の言葉選びや写真のトーンなどの雰囲気、資料の見せ方などを連動させて、一貫した「世界観」を作りあげていくことで、お客様に対する訴求力や信頼性を高めていくのです。
外構業者のブランディングは「らしさ」が命
お客様にとって外構工事は、一生に何度もない高額な買い物です。だからこそ、依頼先を検討する際に「信頼できる相手かどうか」をとても慎重に見ているものです。
SNSやチラシといった一面的な訴求だけでは、お客様の信頼を勝ち取るのは難しく、効果が出ないのも当然です。
まずは会社としての方針や「らしさ」を整理して、全体像を設計する。これが、一貫したブランディングを実現するための正しい順番です。

ブランディングとは、表面を飾りたてることではなく、自社の「選ばれている理由」を軸にして、世界観を設計し、お客様の目線に立って「伝えるべきことを、正しく、ズレなく伝えること」です。
この積み重ねこそが、お客様の信頼を勝ち取る強力な武器となっていきます。
「らしさ」を効果的に伝えるにはホームページ
自社の「らしさ」をお客様にしっかり伝えるために、情報量の多い発信ができるホームページは非常に重要です。
お客様は、実際に問い合わせをするまでに、複数の会社を比較検討するのが一般的ですので、ホームページは「比較の土台」として見られます。

SNSやチラシで興味を持っても、ホームページで「問い合わせたい」と思われなければ、次のステップには進めません。
「らしさの軸」が明確で、ズレなく伝わるホームページを持つこと。それが、全体の発信の信頼性を高め、お客様に選ばれる決め手になるのです。
お客様に「伝わる」ホームページなら
ホームページは、「自社のらしさ」をしっかりと伝えるために最も重要なタッチポイントです。
飯塚企画では、外構業界20年以上の専門家が「第三者の視点」で強みを引き出し、「お客様の視点」を持った制作スタッフが、わかりやすい言葉で発信するホームページを作っていきます。
お客様に「らしさ」が伝わるホームページを希望されている方は、お気軽に飯塚企画までお問い合わせください。

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