「きれいなホームページを作ったのに、問い合わせが増えない…」

そう感じている外構業者さんは、ひょっとすると自社の技術力や実績を判断してもらう前の「入口=ファーストコンタクト」でつまずいている可能性があります。

しかし、どれだけ素晴らしい施工技術を持っていても、どれだけ美しい施工事例写真を載せていても、お客様がそのページにたどり着いてくれなければ、それは【隠れ家】と同じです。

外構業者のホームページが閲覧されずに埋もれている様子を表現したイメージ画像

毎日現場で忙しい外構業者さんにとって、ホームページは「作って終わり」になりがちですが、実際に外構業者さんを探す側のお客様から「どう見えているか」という視点で自社のサイトを点検し改善していくことはとても大切です。

今回は、多くの外構業者さんのホームページで起きている「実は見てすらもらえていない」悲劇的な状況と、その原因となる5つの機会損失(入口の穴)について解説します。

【損失1】SEO対策:検索圏外は「山奥に店を構えている」のと同じ

「ウチは『〇〇外構』で検索すればちゃんと一番上に出るから大丈夫!」

そんな風に考えているようでしたら要注意です。よほど地域で認知度がない限り、これから外構工事を頼もうとしている新規のお客様は、御社の社名を知りません。

外構工事を考えた際に、多くのお客様がまず検索するキーワードは「〇〇市 外構」「〇〇区 カーポート 修理」といった、エリアや特定の悩みや要望に関するものがほとんどです。

検索結果に表示されないホームページのイメージ図。山奥にひっそり構える店のたとえ

もし、自社のメイン商圏と外構・エクステリアのキーワードとを一緒に検索して、御社のサイトが1ページ目(検索結果の10位以内)に出てこなければ、お客様の目には届いていない可能性が高いです。これはWebの世界で「山奥にひっそりと店を構えている」ようなものです。

まずは「地域名+外構」「外構工事+得意な工法」など、見込み客が検索しそうなキーワードをページ内にしっかりと組み込むことで、WEB上にお客様の目に止まる「自社の看板」を出していくようにしていきましょう。

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【損失2】サイトスピード対応:表示が遅いのは「ドアが重すぎて開かない」店と同じ

スマホで検索して、良さそうなサイトをクリックしたものの、画面が真っ白のままでなかなか表示されず待つのが面倒で他のサイトを探しなおした…。そんな経験はありませんか?

忙しい現代人、Webの表示に「3秒」以上かかると、半数以上のお客様が「もういいや」と戻るボタンを押して離脱すると言われています。スマホ利用が中心の今、表示スピードは第一印象そのものといっても過言ではありません。

外構業者さんのサイトは、高画質な施工事例写真をたくさん載せていることが多く、データが重くなりがちです。

なかなか表示されないホームページは、いわば「ドアが重すぎて開かない店」。よほどの評判店でもない限り、そんなお店にわざわざ力づくで入ってきてくれるお客様はまずいません。

表示が遅い=ドアが重くて開かない、というユーザーのストレス状況を説明した画像

サクサク表示されることは、今やネット上の接客における最低限のマナーです。画像の適切な圧縮などサイトスピードを速める施策を検討しましょう。

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【損失3】レスポンシブ対応:スマホは検索のメインゲート

今の時代、外構工事を検討するお客様の約7〜8割は、スマホで検索してアクセスしています。

スマホで開いたときに、パソコン用の画面がそのままギュッと縮小して表示されていたりするようなら要注意。大切なお客様に対して「狭い勝手口から入ってくれ」と言っているのと同じくらい、不便な思いをさせているかもしれません。

パソコン表示のまま縮小されたスマホ画面のイメージ。閲覧しづらいサイト例

今やホームページの入り口の「正門(メインの入り口)」はスマホです。

にもかかわらず、スマホ対応(レスポンシブデザイン)をしていないサイトを表示させるということは、お客様に対して、パソコン用の画面をギュッと縮小した、見づらくて使いにくい「裏口」を案内していることになります。

いちいち指で拡大しないと読めない、ボタンが小さすぎて押せない…。そんなストレスを感じたお客様は、わざわざ窮屈な思いをしてまでサイトを見てはくれません。スマホユーザー目線で使いやすい「入口設計」を意識しましょう。

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【損失4】第一印象:何屋かわからないは「看板に何も書いていない」店

おしゃれな英語のロゴや、イメージ映像だけが流れていませんか? お客様はトップページを開いた瞬間、「ここは自分の悩みを解決してくれる店か?」を判断したいのです。

運良くお客様が自社のサイトに来てくれたとしても、お客様は最初から説明をじっくり読んでくれたりはしません。勝負はやはり「最初の3秒」で決まります。

「おしゃれ」であることよりも先に、まずは「何の専門店か」をはっきり伝えましょう。

何屋かわからないホームページのトップページのイラスト

判断ポイント

  • 得意なこと(デザイン力・施工力)
  • 工事の価格感(施工事例のグレード)
  • 対応工事の範囲(新築・リフォーム)
  • 信頼できそうか(創業年数や施工実績)
  • 工事後も安心か(アフターサポートの内容)

これらを端的に伝えられなければ、お客様にとっては「何屋かわからない店」といった印象を与えてしまう恐れがあります。

お客様の「最初の3秒の関門」を突破しなければ、ホームページ内を回遊してもらったり、お気に入り登録してもらうこともできません。自社の強みや選ばれる理由を、トップページでわかりやすく伝えることで「入口の質」を高めていきましょう。

【損失5】動線設計:問い合わせボタンがないは「レジが見当たらない」店

検索ワードにヒットし、サイトの表示を待ってもらい、自社が何者かを知ってもらうという数々の難関を突破し、「この会社に相談してみたい!」そう思ってくれたお客様が、いざ問い合わせようとしたとき、問い合わせフォームや電話番号がすぐに見つからなかったらどうでしょう。

これでは、スーパーでカゴいっぱいに買い物をしてもらったのに「レジがどこにあるかわからない」のと同じ状態です 。

「もういいや、面倒くさい」とカゴを置いて帰られてしまう前に、どのページにいてもすぐに連絡できる「動線」を用意しておくべきです。

店内にレジが見当たらないイラスト。問い合わせ導線がないサイトの問題を示す

外構工事のような高額商品の場合、最初のホームページ流入で、そのまま問い合わせにつながるお客様は少ないですが、いざ心を決めて問い合わせをしようと思った際に、「問い合わせボタンが見つからない」「フォームの入力項目が多すぎる」などの理由で、お客様の選択肢から外れるのではもったいなさすぎます。

お客様の決意を揺るがさない動線をつくることが、問い合わせ獲得のための「入口施策の出口」になります。

SNSを頑張るより「穴の空いたバケツを塞ぐ」のが最優先

外構屋さんからのWEB施策に関するご相談はSNSに関するものが多いのですが、SNSやWeb広告は「バケツに水を注ぐ」施策です。

SNSやWeb広告で集客できたとしても、受け皿となるホームページ(バケツ)に、今回ご紹介したような「穴」が空いていたらどうなるでしょうか? せっかく集めたお客様は、どんどん穴からこぼれ落ちてしまいます。

底に穴が空いたバケツから水が漏れているイメージ。機会損失を表現した比喩図

もちろんターゲットとなる客層の違いなどもあり、SNSの活用も受注のための大切な施策ではありますが、優先順位としては、「集客を増やす」前に、まずは「機会損失をなくす」ことです。

「見つけてもらう → 離脱させない → 印象づける → 行動を促す」

この一連の流れを意識して入口対策を整えることで、問い合わせの数は着実に増えていきます。まずはご自身のスマホで、お客様になったつもりで自社サイトを厳しくチェックしてみてはいかがでしょう?

外構業者のホームページの動線設計なら飯塚企画

「ウチのサイト、穴だらけかもしれない」と不安になった方は、ぜひ一度ご相談ください。どこをどう塞げばいいのか、プロの視点で診断いたします。

外構業界に特化したWeb集客の専門家が、メーカー勤務で培った経験を活かし、「現場の忙しさ」を理解した上で、 ホームページ制作からSNS運用、Web広告まで、集客の「入口」から「出口」までをトータルでサポートします。

まずはお気軽にご相談ください。

Canvaデザインチャレンジで世界入選した飯塚企画のアバター画像

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