外構・エクステリア業者様に最適なSNSは?
顧客との接点を増やすために、SNS運用を検討するケースが増えています。しかし、SNSの専門家からは、それぞれのプラットフォームを推奨されるため、「どれが自社に最適なのか迷う」という声もよく聞かれます。
外構業は地域密着型のビジネスであり、また『ヒト・モノ・カネ』の経営資源の限られた小規模事業者が多いかと思います。だからこそ、自社に適したSNSを選び、効率的に運用することが大切です。
本記事では、主要なSNSプラットフォームの特徴や、外構・エクステリア業者様がまず始めるべきプラットフォーム、運用方法について詳しく解説します。
各SNSプラットフォームのユーザー数と属性の概況
外構・エクステリア業者様がSNS運用を検討する際、各プラットフォームの特徴やユーザー層を把握することが重要です。以下は、主要SNSの国内ユーザー数と主な特徴をまとめたものです(2024年11月筆者調べ)。
SNS名 | 国内月間アクティブユーザー数 (MAU) | 主なユーザー属性 |
---|---|---|
LINE | 約9,500万人 | 幅広い年齢層に利用されており、特に30代以下で90%以上の利用率。生活インフラとして定着。 |
YouTube | 約7,120万人 | 若年層の利用率が高いが、40代が最も多く、次いで50代、30代と続く。 |
X(旧Twitter) | 約4,500万人 | 10代・20代の若年層を中心に利用。匿名性が高く、リアルタイム性に優れる。 |
約3,300万人 | 画像や動画のビジュアルに特化。20代~40代の特に女性の利用が高い | |
約2,600万人 | 40代以降の利用率が高い。実名制で、ビジネスの報告投稿が多い。 | |
TikTok | 約1,700万人 | 10代の利用率が他の年代より圧倒的に高い。短尺の縦長動画が中心。 |
約1,000万人 | ビジュアル探索ツール。インテリアやファッションなどモノを対象としたコンテンツが多い。20代~40代の女性の利用率が高い。 |
外構業者がまず始めるならInstagram
理由1:Instagramと外構業者の相性が良い
外構・エクステリア業者様にInstagramをお勧めする理由のひとつ目はSNSプラットフォームとの相性の良さです。
Instagramの特徴
画像メインで施工事例と相性が良い
Instagramは、画像や動画がメインのSNSです。施工事例の写真やビフォーアフター画像は、視覚的に訴求力が高く、外構業者の強みを効果的に伝えらることができます。
利用者層が外構購入層と一致
Instagramは、20~40代の利用者が多く、新築購入層やガーデンリフォームを考える層と一致しているため、ターゲットにリーチしやすいです。
理由2:他のSNSとの比較
ユーザー数の多さや直近の流行などをSNSプラットフォーム選定の基準に挙げる専門家もいますが、外構業との相性を考えた場合、instagram以外の主要プラットフォームは以下のようなことが言えると思います。
主要SNSの特徴
- LINE:主に連絡ツールとして利用されており、販促には不向き。
- X(旧Twitter):速報性や知識重視のプラットフォームで、外構業とはやや適合しない。
- YouTube:動画制作に時間とコストがかかるため、忙しい外構業者にはハードルが高い。
- TikTok:ユーザー層のメインが圧倒的に10代で、外構工事のメインターゲットと一致しない。
理由3:Facebookと連携可能で同時投稿が便利
FacebookはInstagramと同じ運営会社であるMeta社のプラットフォームです。
設定が必要ですがInstagramとFacebookの投稿は連携することができます。1回の投稿手間で2つのプラットフォームに配信できるのは忙しい外構・エクステリア業者様には大きなメリットのひとつでしょう。
また、Facebookのユーザーは40~50代が多く、新築購入層の多いInstagramを補完する形でリフォーム層へのアプローチが可能です。
実際にリフォーム系のイベントをMeta広告で配信した際に、Facebookのほうがクリック率が高くなることが良くあります。
運用目的を明確にすることが成功のカギ
Instagramのデメリット
外構・エクステリア業者様と相性の良いSNSプラットフォームであるInstagramですが、もちろん万能ではありません。SNSだけでなくWEB販促ツールとして見た際のデメリットは以下になります。
デメリット
- よく見られるようになるアカウントの育成に時間と手間がかかる。
- リンク誘導が限定的でストーリーズやプロフィールリンク以外では、直接ホームページに誘導しにくい。
- これから外構を考える潜在顧客層にはリーチしやすいが、業者検討段階の顕在顧客へのアプローチは弱い。
「何をするか」より「なぜするか」が重要
「やっぱりインスタか!」と思われた方も多いと思いますがInstagramを含むSNSは集客動線の1部にすぎません。
忙しい外構・エクステリア業者様です。「他業者がやっているから」がSNS運用の目的では、労力がもったいなさすぎます。
作業負荷が高いなら広告等で補完する事も可能ですので、まずはSNSを運用する目的を明確にし、ホームページや店舗も含めた集客の全体像を意識してからSNS運用に取り組んでみて下さい。
【参考】あわせて読みたい
Instagram運用を受注につなげるために
Instagramで投稿を頑張っても、instagramからの移動先であるホームページに情報が充実していないと、問い合わせや受注にはつながりません。
外構業界に詳しいマーケティングの専門家と、ホームページの動線設計とSEOの専門家が、instagram投稿から問い合わせにつながるホームページをご提案します。
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